望潮亭通信

無常なる世界を見るは楽しかり

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧





温暖化のせい?

え~、暑うござりますな。平安時代は現代より気温が高かったと言いますから、平安時代はこんな様子だったのかと思ったり、縄文時代は現代より更に気温が高かったといいますから、もしかして今夏の暑さは縄文時代並みかなんて思ったりしますな。 こう暑うなっ…





四ツ葉マーク

警察庁が2010年に発表した高齢運転者標識の「もみじマーク」に代わる新デザインは1万4千点以上の公募案から選ばれたものだという。四ツ葉のクローバーに、シニアのSを組み合わせてデザインされたという新デザインは、「もみじマーク」より凝ったものだが…





数独

数独というパズルがある。新聞の日曜版や週刊誌などに掲載されているし、専門誌も多く出ているようで、書店のパズルコーナーでは一大勢力となっている。海外で活躍する日本モノを紹介するTV番組などではよく取り上げられており、海外での人気も高いという。 …

チャーリー・ワッツ

チャーリー・ワッツがこの世から旅立った。1941年6月2日に生まれ、2021年8月24日に死去、享年80歳。1963年1月にローリング・ストーンズに加入し、約60年を現役ドラマーとして生きた。手元にある書籍や雑誌からチャーリー・ワッツの言葉を抜き出してみた。…

第1次産業への回帰

日本は人口が多い国だ。日本人の各自がそれなりに収入を得ていた頃は、日本のGDPも順調に伸びていたが、非正規雇用が増えたことなどにより、各自の収入が減り、その結果、GDPも減ることになる。単純に考えれば、「各人の収入×人口」のうち、各人の収入が減っ…





9の不思議

9という数字には何かが潜んでいる。例えば、九九の9の段。9×1が9、9×2が18、9×3が27、9×4が36……答えの各位の数字を足すと9になる。もっと大きな9の倍数はどうかと電卓で適当に計算し、出た答えの各位の数字を一桁になるまで足すと、その和は9…

ロックダウンの効果

首都圏だけでなく全国で新規感染者が激増し、感染爆発が現実となった日本。政府の対策は、緊急事態宣言とまん延防止措置の適用地域の拡大と、人々に外出自粛を求めるなど以前からの対策を繰り返すだけだ。デルタ株は感染力が強いとされるが、デルタ株に最適…





日本にも大統領

日本国内、特に永田町での権力闘争に習熟した政治家が大半を占める議会では、乱暴に言うと、何でも内政問題にして権力闘争に利用する傾向がある。外交問題も、政府の対応の問題にしてしまう。それで、衆議院と参議院の機能を分化させ、衆議院は内政を担当し…





国会改革

2010年に尖閣諸島沖の漁船衝突事件に関する集中審議が衆院予算委員会で行われた。審議の模様はニュースで断片的に見ただけだが、当時の自民党など野党は声高に政府批判をして「責任、責任」と言い募り、政府サイドは政府見解を繰り返して、突っぱねるだけ………

中国の法治

法治ではなく人治だとされてきた中国で、政府は法による統治の形式を急速に整えている。といっても共産党が独裁する中国で、法は政府が決めて形式的な議会を経て成立するが、他に規定など政府が決めて施行する類の「命令」も多く、法治の実態は形式だけだ。…





B級グルメ

織田作之助の「夫婦善哉」の主人公である蝶子の父親、種吉は、路地の入口で牛蒡、蓮根、芋、三ツ葉、蒟蒻、紅生姜、鯣、鰯など一銭天婦羅を揚げて商っていた。近所の子供たちも買い食いしていたとか。屋台の天婦羅売りはもう見かけないが、店先の一画で総菜…





「友」を見分ける

え~、落ち目にはなりたくないものですな。GDPで中国が日本を抜き、中国は今後も成長を続け、失われたン十年の日本の低迷はまだ続きそうだと、欧米などはすっかり中国になびいております。なに、金のあるところに群がるのが欧米の習性。成熟した市場で参入し…

記憶の伝承

日本では、1945年に日本が降伏した戦争が特別視される。8月になると毎年、その戦争の記憶を新たにしようとの記事や番組がマスメディアに多くなり、戦争の悲惨さなどが強調され、戦争経験者の「戦争はいやだ」「二度と戦争をしてはならない」などの言葉が入…





歌は世につれ

時代を映す流行歌というものが、なくなりましたな。TVには音楽番組があり、人気の歌手連中が次々と出て来て、新曲などを歌いますが、印象に残らない曲ばかり。シングルカットするような曲じゃないだろう? アルバムを埋めるために、隅っこに入れておくような…





台湾の位置づけ

領土だの愛国心だのが絡むと、途端に威勢が良くなり、強硬論を唱えて「一歩も引くな」とけしかけたり、「中国が攻めてくるぞ」と不安を煽り立てる手合いが出てくる。まあ、戦争の危機が非現実的で平和な日常の中にいるから、そんなタカ派ぶりも商売になると…





淑女と紳士よ

東京ドームなど大きな会場でのコンサートでは、左右に広いステージを設営し、歌手らが動き回り、ステージ後方に大きなスクリーンを設置し、歌手や演奏しているメンバーのアップの映像を映す……こんなコンサートは今では珍しくないが、最初に目にしたのはMジャ…

常に動いている

帰省した友人一家と海を眺望できるレストランで会食した時に、友人の子供が穏やかな海を見渡して「静かで落ち着く。動いてるのは波ぐらいだ」と言ったので、実は地球は激しい運動を常に続けていると説明すると友人の子供はたいそう驚いていた。友人の子供に…





模範的な返答

日本のメディアが中国の街頭で中国人に街頭インタビューしている映像をTVでしばしば見かける。中国人のホンネを探ろうと試みるのだろうが、中国人の話す内容は、どこかで聞いたようなものばかり。 秘密警察がそこここで聞き耳を立てているような国では中国は…





フォークランド諸島の帰属

大陸から離れた海洋の真只中にある島々で、2国が領有権を争っており、おまけに付近に海底油田があると推定されている……この島々はどこか? 日本では尖閣諸島を想起するだろうが、フォークランド諸島(アルゼンチン名はマルビナス諸島)のことでもある。 フ…

感染爆発に無力

日本の累計感染者数は104万749人、累計死者数は1万5290人となった(8月9日現在。以下同)。7月29日に新規感染者が1万人/日を超えてから、ほぼ毎日、1万人/日超えが続いている。このペースが続くと1カ月で30万人以上増え、3カ月で90万人以上、半年…





保護という思想

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で2010年に開催され、名古屋議定書と愛知ターゲットが合意された。愛知ターゲットでは、今後10年間で陸域の17%、海域の10%を保護区とする目標を定めた。 環境汚染は抑止しなければならないし、環境の激変…





東京脱出

日本にとって東京は、国会や中央省庁がある政治の中心であり、大手企業の本社が集まるなど経済の中心でもあり、大手の新聞社・テレビ局・出版社が集中するメディアの中心でもあり、博物館や美術館などが集まる文化の中心でもある。さらには、若者が集まり、…





何でも内政問題

え~、日本は内向きだと海外からは見えるようで。そういえば、外交問題が生じても、いつの間にか野党の政府批判のネタにされて、挙げ句の果ては閣僚のクビを取る道具にされたりしましてね。政党は互いの理念や政策を競うこともなく、外交問題も与野党の駆け…

ジェンダー・ドーピング

近年、性別は先天的に決まっているとの概念が揺さぶられ、個人が決める(=性別を変更する)ことを社会的に許容する動きが欧米から世界に広がりつつある。「男らしく」「女らしく」など性別による価値観や宗教的制約が根強い社会はなお多いが、欧米主導の価…

口パク歌合戦

カラオケが普及して以来、日本全国で大勢の素人が夜な夜な、マイクを握って、のどを震わせて声を出して歌っている(パンデミック前のことだが)。一方、プロ歌手はというと、ダンスで魅せる……というわけか、クチパクが増えているようだ。素人が歌い、プロが…





リベラルな防衛論

世界は善意の人々であふれ、平和共存を望む国々ばかりだ……それが本当だったら、平和憲法と日米安保に縛られて身動きがままならない日本にとっては好都合だったのだが、中国の軍拡や北朝鮮の核武装でにわかに東アジアの緊張が高まってみると、日本は、おたお…

世界でも繰り返す波

世界の累計感染者数は1億9819万人で、累計死者数は422万人だ(8月2日現在。以下同)。累計感染者数が多いのは米国3497万人、インド3165万人、ブラジル1991万人で、この3国だけが1千万人を超えており、3国で世界の43.7%を占める。次いで多いのがロシア…





蘇る帝国主義国家

(10年前に書いたブログを再録します) 世界は、新しい帝国主義の時代に入ったという見方があります。世界の主導権を握っていた欧米が、経済的に苦境に陥って衰退しつつある中で、経済力を高めた中国、ロシアが、欧米に遠慮することがなくなり、自己主張を強…





女優の眉

映画で女優の眉が気になる。現代劇では気にならないのだが、時代劇映画で女優の眉が、きれいに剃って細く整えてあるのを見ると、一気に興ざめする。女優の顔がスクリーンに大写しになり、カツラの下の美しい顔の眉が、最新の洋服にも似合う剃った眉であると…





底なし沼

活劇映画などで、主人公が底なし沼に足を捕えられて引きずり込まれそうになる場面がある。観客をハラハラさせて、駆けつけた仲間に助けられたりするのだが、逆に悪漢が底なし沼に捕えられると、ズルズルと引きずり込まれて行ったりする。主人公が殺人を犯さ…