望潮亭通信

無常なる世界を見るは楽しかり

うざったい

 こんなコラムを2003年に書いていました。

 なんかあ、このごろ、この国がうざったくない? キミガヨやヒノマルは押し付けるし、今度は愛国心を持つようにさせるだって。自然に愛国心を持つような社会にすればいいのにさあ、政治家がそんな政治をしていないから、学校で強制しなければならないのよ! 

 政治家はだめだけどカンリョーはしっかりしていると聞かされてたけど、それもチョー怪しい。行革って言ったって、官庁なんかスリムにならないし、反対にカンリョーは、日本国民だとの意識の強要はするけれどお、一方では、勝手な理屈をつけてさあ、自分たちの権限と利権ばかり拡大させてるんじゃないの。「お上意識」丸出しのカンリョーが、なんかさあ、最近増えてない? ちょっとお、うざったいから引っ込んでてよ。ってチョー言いたい気分。

 なんで、そうなったわけ? ケイザイのカジ取りに失敗して、どんどん日本ケイザイが縮こまっていって、企業のウリアゲは減るばかり。お給料も減るばかり。減ってもお給料が出るのはいいなんてさあ、リストラされた知り合いの子は言うけれど、なんか、それって、おかしくない? なんかさあ、1億3000万人でやってた国が、カンリョーや大企業の失敗で1億1000万人くらいしか食べていけない国になってしまったのに、構造改革とか言って、ごまかしてんだよ。食べていけなくされた2000万人は、どうすればいいの? それこそカンリョーが考えなければいけないことでしょう? ねえ。

 アタシ、思うんだけどね。キャリアとかいうカンリョーにはさあ、エリート意識に大国・日本とかいう意識が加わって、「俺が指導してやる」なんて、考えてるんじゃない? 迷惑なんだよね、それって。基本的な衣食住の部分でほころびが目立ってきてるんだからさあ、そっちを何とかして、って感じ。エラソーな物言いを見、聞かせられると、チョーむかつく。